支払い.comって本当に使えるの?実際の評判が気になる…
資金繰りの改善方法を探している中で、「支払い.com」というサービスを見つけた方も多いのではないでしょうか。
毎月の固定費や仕入れ代金の支払いは予定通り発生するものの、売上金の入金までにはタイムラグが生じることも少なくありません。
このような事業者の資金繰りの課題を解決する方法の一つとして、支払い.comのサービスがあります。
「本当に安全なサービスなの?」「自分に本当に適したサービスなの?」──そんな疑問にお答えするため、実際の利用者の声をもとに詳しく見ていきましょう。
支払い.comとは?|基本情報をチェック
支払い.comは、クレジットカードで請求書支払いを最長60日間先延ばしできるサービスです。東証プライム上場のクレディセゾンと、法人決済サービスを提供するUPSIDERが共同で運営しています。
本来カード払いができない請求書支払いをクレジットカード決済できることが最大の特徴です。取引先への支払いはもちろん、給与振込や家賃、社会保険料の支払いまで幅広く対応しています。
利用の流れはシンプルです。振込金額と口座情報を入力し、カード決済を行うと、支払い.comが指定日に振込を代行します。振込名義は自由に設定できるため、取引先に利用を知られる心配もありません。手続きはすべてWeb上で完結し、審査や書類提出は不要です。すでに60,000社以上の企業が活用しているサービスです。
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
運営会社 | クレディセゾン・UPSIDER | 東証プライム上場企業との共同運営 |
手数料 | 一律4%(税込4.4%) | カードのポイント還元あり |
振り込み期間 | 最短翌営業日 | 前営業日正午までの申込が条件 |
必要書類 | 振込情報のみ | 審査・書類提出不要 |
利用限度額 | 1万円〜制限なし | 上限はカード限度額による |
利用可能カード | 【セゾンカード発行】 ・VISA ・Mastercard ・AMERICAN EXPRESS ・JCB 【他社発行】 ・VISA ・Mastercard | ・法人・個人名義とも利用可 ・楽天カード利用不可 ・海外発行カード利用不可 ・デビット/プリペイドカードは推奨していない ・セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスカード推奨 |
対応可能な支払い | ・仕入先への支払い ・取引先への支払い ・家賃支払い ・社会保険料(法人のみ) | ・法人/個人事業主宛て問わず可 ・振込名義は自由設定可 ・請求書等の提出を要する場合あり |
対応不可なお支払い | ・事業以外の支払い ・カード利用分の支払い ・現金化目的の利用 ・金融債権への支払い ・海外口座への振込 | ・自社宛ての振込不可 ・カード決済可能な支払い先への利用不可 ・請求書と利用額が不一致の場合は不可 |
ファクタリングとの違いは?
資金繰り改善の方法として、ファクタリングと支払い.comは一見似ているように感じますが、その仕組みは根本的に異なります。
ファクタリングは売掛金を早期に現金化する資金調達方法です。一方、支払い.comは支払いを最長60日間先延ばしできるサービスです。つまり、ファクタリングが「入金を早める」のに対し、支払い.comは「支払いを遅らせる」という逆のアプローチを取ります。
どちらも資金繰りの改善につながりますが、この仕組みの違いは様々な特徴の違いを生み出しています。
以下の表で比較してみましょう。
比較項目 | 支払い.com | ファクタリング |
---|---|---|
基本的な仕組み | 支払いを先延ばし(最長60日) | 売掛金を早期に現金化 |
手数料 | 一律4%(税込4.4%) | 約1〜20%(案件により異なる) |
審査 | 不要 | 必要 |
対応可能額 | 1万円〜(カード限度額内) | 1万円〜 |
取引先への通知 | なし | 契約形態による |
申し込み方法 | WEB完結 | オンライン・対面両対応(会社による) |
追加メリット | カードポイント還元あり | なし |
特に注目すべきは手数料の違いです。
ファクタリングは1~20%と幅がありますが、一般的に利用される2社間ファクタリングでは、手数料が10%を超えるのが通常です。その点、支払い.comは一律4%(税込4.4%)で利用できます。加えて、カードのポイント還元も適用されるため、実質的な手数料負担はさらに抑えられます。
それでは、この違いを踏まえた上で、支払い.comの口コミから実際の利用者の声を見ていきましょう。
支払い.comの評判・口コミを徹底分析
口コミの中でも、特に「利用シーン」「手数料の評価」「サービスの位置づけ」といった観点から、代表的なものを紹介します。
仕入れ資金の確保に活用した事例
季節の変わり目にメーカーさんから「去年の在庫ありますよ」って連絡を頂く事も多く「そんな即売れ間違いない○○がその価格で?全て仕入れます!」と返信したあと現金そんなにあったけ。。と必死で確認。熟考の結果、去年は支払い.comさんのクーポン使ってめちゃ助かりました。また3%で使いたいなぁ
この口コミは、突発的な仕入れチャンスに支払い.comを活用することで、柔軟に対応できた事例を示しています。通常4%の手数料もクーポンで3%に抑えられており、コストパフォーマンスの面でも優れた活用例といえるでしょう。
資金繰り改善ツールとしての評価
支払い.com どんな銀行振込支払いでも普段使ってるクレカで決済できるサービス。ファクタリングの亜種という感じ?社長や財務に関わる人間は、急場しのぎの技として知ってて損はない。慢性的に使うとマズいけど。
この口コミは、支払い.comを一時的な資金繰り改善ツールとして評価しています。「急場しのぎの技」という表現が示すように、適切なタイミングで利用することで大きな効果を発揮するとのことです。同時に、継続的な使用には注意が必要である点を冷静に指摘しています。
手数料に対する率直な評価
支払い.comという天使の様な悪魔の様なサービスを見つけてしまった。銀行振込の物をクレジットカードで支払い.comに支払いをして手数料4%で代わりに振り込んでくれる。つまり支払いを遅らす事が出来る。セゾンビジネスプロでやったらさらに強いが4%はデカいのではたして
この口コミは、支払い.comの手数料4%に対する率直な評価と、サービスの有用性を示しています。「天使の様な悪魔の様な」という言葉は、資金繰りの猶予を得られるメリットと、手数料の負担というデメリットの両面を端的に表現していますね。
経営における選択肢として
資金調達の方法は、複数知っておいて絶対損はないです。クレディセゾンさんとUPSIDERさんで共同提供するあと払いサービス「支払い.com」これは覚えておいて損はないです。
この口コミは、経営における資金調達手段の多様化の重要性を強調しています。支払い.comが従来の資金調達方法と比べて手続きが簡便で審査不要という特徴を持つ点は、緊急時における有力な選択肢としての価値を示唆しているといえるでしょう。
まとめ:口コミから見える支払い.comの実態
口コミ分析から、以下の特徴が浮かび上がってきました:
- 一時的な資金需要への対応手段として有効
- 手数料は要検討だが、状況によっては十分なメリットあり
- 継続的な利用は避け、緊急時の選択肢として位置づけるのが賢明
- セゾンカードとの組み合わせで、さらなる活用の可能性も
全体として、支払い.comは公式サイトの説明通りのサービスを提供していることがわかります。利用者からの評価も概ね良好で、特に大きな問題点は指摘されていません。
ただし、手数料4%(税込4.4%)がかかりますので、活用のタイミングや目的を十分に検討する必要があります。クーポンやポイント還元を活用したコスト削減も視野に入れつつ、口コミでも言われていたように、計画的な利用を心がけることが重要でしょう。
では次に、支払い.comを効果的に活用するためのポイントについて詳しく解説していきます。
支払い.comの活用ポイント
支払い.comの効果的な活用シーンについて、具体的に見ていきましょう。
季節商品の仕入れに効果的
季節商品の仕入れ時期、資金的な制約で商機を逃してしまった経験はないでしょうか。
例えば、夏物商材を春先に仕入れる際、仕入れ資金は必要だが売上が立つまでにタイムラグが生じます。
このようなケースで、支払い.comを活用すれば最長60日の支払い猶予が得られます。この猶予期間をうまく使うことで、商品の販売時期に合わせた無理のない資金計画が立てられるようになります。
大口取引の資金繰りを改善
建設業や製造業を営む方なら、外注費の支払いが先行し、発注元からの入金までの期間に悩まされた経験があるのではないでしょうか。
このような支払いと入金のタイミングのズレは、資金繰りを大きく圧迫します。
支払い.comを利用することで、入金までの期間を効果的に繋ぎ、資金繰りの改善を図ることができます。
固定費支払いの最適化
毎月の社会保険料など、固定費の支払いにプレッシャーを感じることはありませんか。
法人の場合、支払い.comは社会保険料の支払いにも対応しています。
カードの締め日と支払い日を利用して支払いをコントロールすることで、月々の資金繰りをより柔軟に調整できるようになります。
セゾンカードで手数料負担を軽減
4%という手数料に躊躇を感じる方もいるかもしれません。しかし、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスカードを活用することで、この負担を軽減できる可能性があります。
1,000円の利用で10JALマイルが貯まり、さらに2,000円ごとに永久不滅ポイントも付与されます。これらの特典を活用すれば、実質的な手数料負担を抑えることができます。
※なお、このカードの詳細については、セゾンカード公式サイトでご確認ください。
支払い.comを利用する際の注意点
手数料の計算は慎重に
支払い.comの手数料は4%(税込4.4%)と一律です。一見シンプルに見えるこの手数料設定ですが、利用前に慎重な検討が必要です。
例えば、100万円の支払いの場合、手数料は4万4千円になります。この手数料に見合う価値があるか、事前に綿密な計算を行うことが重要です。
利用限度額の確認を忘れずに
支払い.comの利用可能額は、使用するクレジットカードの限度額に依存します。特に大口の支払いを予定している場合は、事前にカードの利用限度額を確認しておく必要があります。
また、他の経費での利用分と合算されることも忘れてはいけません。
振込スケジュールの把握が重要
最短翌営業日振込が可能とはいえ、いくつかの条件があります。セゾンカードやUPSIDERカードの場合は平日正午までの申込みが必要です。その他のカードを使用する場合は、振込まで2営業日以上かかります。
支払い先との約束した期日に間に合うよう、余裕を持った手続きが必要です。
継続的な利用は避ける
支払い.comは、あくまでも一時的な資金需要への対応手段です。毎月の支払いに恒常的に利用することは、実質的な借入コストを増加させることになります。
本質的な資金繰り改善のためには、売上サイクルの見直しや、取引条件の再検討などの取り組みが必要です。
対象外となる支払い項目の確認
利用規約により、対象外となる支払い項目が定められています。事業以外の支払い、クレジットカード利用分の支払い、自社宛ての振込、金融債権への支払いなどがこれに該当します。
支払い.comの利用を検討する際は、まず自身の利用目的が規約に沿ったものであるか、しっかりと確認しておくことが重要です。
支払い.comの利用の流れ
支払い.comは、3つのステップで簡単に利用できます。Web上で完結する手続きのため、スピーディーな対応が可能です。
まず、支払い.comのサイト上で振込先の口座情報と振込金額を入力します。
入力が完了したら、振込金額と手数料4%を合わせた金額をカードで決済します。
振込名義は自由に設定できるため、支払い先に支払い.comの利用を知られることはありません。
※カード決済完了時点では実際の振込は行われません。指定した振込予定日まで、支払い.comがお預かりする状態となります。
支払い.comが指定された日時に振込を代行します。
振込完了後は、登録したメールアドレスに完了通知が届きます。セゾンカードやUPSIDERカードをご利用の場合は、平日正午までの申込で最短翌営業日振込も可能です。
あとは通常のカード利用と同様に、カード会社への支払いを行うだけです。支払い.comへの直接の返済は必要ありません。
カードの締め日・支払日に応じて、振込金額と手数料の支払いが発生します。
利用時のポイント
- 事前に振込先の口座情報を正確に確認しておきましょう
- 振込名義は自由に設定できますので、通常の取引と同様の名義での振込が可能です
- カードの利用限度額を事前に確認することをお勧めします
- 振込完了メールは大切に保管しておきましょう
まとめ
ここまで支払い.comの特徴や活用方法について詳しく見てきました。このサービスの最大の魅力は、急な資金需要に対して素早く対応できる点です。手続きはすべてWeb上で完結し、審査も不要。最短翌営業日での振込にも対応しています。
手数料4%という費用は確かにかかりますが、タイミングの良い仕入れや、支払いと入金のズレに対応できることを考えれば、十分検討に値するサービスと言えるでしょう。特に、セゾンカードとの組み合わせでポイント還元も活用できます。
まずは公式サイトで詳細を確認してみてはいかがでしょうか。
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