役員報酬シュミレーション無料ダウンロードはコチラ
役員報酬シュミレーションエクセルテンプレート → yakuinhenkou
これは税理士が提供するものです
今回提供する無料ダウンロードの役員報酬変更シミュレーションエクセル無料テンプレートは、税理士が提供するものです。
わざわざこのようなことを前もっていうのは
ド素人が作成したもの
と思われたくないからです。
なので、無料ダウンロードの役員報酬変更シミュレーションエクセル無料テンプレートを安心してダウンロードして下さい。
何のために使うのか?
今回提供する役員報酬変更シミュレーションエクセル無料テンプレートは、会社(法人)の役員報酬を変更する際に使用します。
会社(法人)は、通常ですと年に1回決算をして法人税の税務申告をします。
社長や他の取締役の役員報酬は決算を終えた直後でなければ変更することができません。
(厳密には、役員報酬を変更できないわけではありませんが、変更することにより税務的に損する場合が多いです)
さらに、決算を終えた後ならいつでも役員報酬を変更できるというわけではありません。
税法のルールで、”決算終了後3ヶ月以内”に変更しなければならないとされています。
(これも厳密には、役員報酬を変更できないわけではありませんが、変更することにより税務的に損する場合が多いです)
さて、役員報酬の基本ルールの説明はこれくらいにして本題に入ります。
”何のために使うのか?”
の回答としては、簡単に言えば
”税金の相場観”を知るために使います。
つまり、
- 今期は会社(法人)で”これくらい”利益がでる予定だけど
- 役員報酬は”いくら”に設定しようかな・・・
- そうなると、会社(法人)では税金が”いくら”になるかな?
- あわせて、個人(役員報酬)では税金が”いくら”になるかな?
これらの税金の”いくら”を予め知るために、この役員報酬変更シミュレーションエクセルを使用します。
このエクセルテンプレートの特徴
今回提供する役員報酬変更シミュレーションエクセル無料テンプレートには、以下の特徴があります。
- 役員報酬変更前と変更後の2つの状況を同時に見ることができる
- 個人(役員報酬)は、所得税・住民税だけでなく、社会保険料及び厚生年金保険料についても計算に考慮されている
- 会社(法人)は、法人税だけでなく、法人事業税・法人県民税・法人市民税についても計算に考慮されている
- 役員報酬は、社長1人だけではなく、他の役員(家族)も含めて計算に考慮されている
- 個人、会社(法人)のそれぞれの実効税率も把握できる
こんな時に使用して下さい。
〇 役員報酬いくらにしたらいいの?
〇 役員報酬1,000万円にすると、個人の税金ってどれくらいなる?
〇 法人の税金ってどれくらいになるかな?
〇 今、会社と個人で合計いくらの税金を払ってるかな?
〇 役員報酬をいくらにすれば税金的にお得なの?
〇 嫁さんの給料はいくらにしよう?
こんな迷いが出た時に使用してほしいと思います。
使用方法の解説
それでは、今回提供する無料ダウンロードの役員報酬変更シミュレーションエクセルテンプレートの入力方法を解説していきます。
役員報酬変更シミュレーションエクセルテンプレートの構成
エクセルテンプレート内のシートは以下のとおりです。
- ”役員報酬改定シミュレーション”シート
- ”所得税率”シート
- ”給与所得控除”シート
- ”法人税率”シート
- ”社会保険料率”シート
- ”厚生年金保険料率”シート
▶”役員報酬改定シミュレーション”シート
→メインで使用するシート(操作説明は後述にて)
▶”所得税率”シート
→入力等の操作は一切なし(確認用)
▶”給与所得控除”シート
→入力等の操作は一切なし(確認用)
▶”法人税率”シート
→水色のセルを入力することができます。
税率の入力内容により、”役員報酬改定シミュレーション”シートの税金の数値に変動があります。
法人税率はいいですが、
- 県事業税
- 県特別税
- 県民税
- 市民税
については、都道府県及び市区町村によって若干税率に相違があるため、
ご自身でご確認のうえ、税率入力をお願いします。
ただ、大きくは差がないためそのままにしておいても問題はないです。
あくまでシミュレーションですので!
▶”社会保険料率”シート
→水色のセルを入力することができます。
料率の入力内容により、”役員報酬改定シミュレーション”シートの税金の数値に変動があります。
都道府県によって若干保険料率に相違があるため、ご自身でご確認のうえ、入力をお願いします。
ただ、これも大きくは差がないためそのままにしておいても問題はないです。
▶”厚生年金保険料率”シート
→水色のセルを入力することができます。
料率の入力内容により、”役員報酬改定シミュレーション”シートの税金の数値に変動があります。
都道府県によって若干保険料率に相違があるため、ご自身でご確認のうえ、入力をお願いします。
ただ、これも大きくは差がないためそのままにしておいても問題はないです。
メイン入力-”役員報酬改定シミュレーション”シート
以降よりエクセルの”セルの場所(入力セル)”を説明する際は
- 列:アルファベット(A、B、C、D…)
- 行:数字(1、2、3、4…)
で説明していきます。
役員報酬改定前 情報入力
入力内容
- C5~G5:”太郎”→役員の氏名を入力
- C6~G6:”34”→年齢を入力
- C7~G7:”加入”→社会保険の加入状況を入力
- C8~G8:”18,000,000”→役員報酬改定前の役員報酬年額を入力
- C13~G13:空欄→(必要があれば)その他所得控除内容を入力
- C14~G14:空欄→(必要があれば)扶養控除額を入力
- これ以外は入力不要
この時点では、役員報酬改定前の個人の役員報酬に対して、どれだけ個人として税金を負担しているか確認することができます。
役員報酬改定後 情報入力
入力内容
- C27~G27:”太郎”→役員の氏名を入力
- C28~G28:”34”→年齢を入力
- C29~G29:”加入”→社会保険の加入状況を入力
- C30~G30:”15,000,000”→役員報酬改定後の役員報酬年額を入力
- C35~G35:空欄→(必要があれば)その他所得控除内容を入力
- C36~G36:空欄→(必要があれば)扶養控除額を入力
- これ以外は入力不要
この時点では、
- 役員報酬改定前
- 役員報酬改定後
の個人の役員報酬に対して、どれだけ個人として税金を負担しているか確認することができます。
どちらが個人として税負担が多いかは、両者の実効税率
- H23
- H45
を比較すればわかります。
法人決算内容 情報入力
入力内容
- K5:”75,000,000”→年間売上高(予測)を入力
- K6:”空欄”→年間売上原価(予測)を入力
- K8:”30,000,000”→年間販売管理費(予測)(役員報酬+役員の社会保険料&厚生年金料を除外)を入力
- K12:”空欄”→年間営業外収益(予測)を入力
- K13:”空欄”→年間営業外費用(予測)を入力
- K15:”空欄”→年間特別利益(予測)を入力
- K16:”空欄”→年間特別損失(予測)を入力
- K18:”空欄”→所得調整項目(繰越欠損金など)を入力
- K23:”20,000”→県均等割を入力
- K25:”47,500”→市均等割を入力
- これ以外は入力不要
これでシミュレーションに必要な情報が揃いました。
結果の見方
結果を見ると、トータルの実効税率は
- 改定前:37.9%
- 改定後:36.4%
であるため、”改定後”の方が税金は低いことになります。
改定後は”役員報酬を下げた”ことにより、
- 個人税金はdown
- 法人税金はup
- 法人負担社会保険料等はdown
することに繋がりました。
つまり、
”闇雲に役員報酬額を釣り上げて、法人税を徹底的に低くする”
ことが
”トータルの税金を低くする”
ことに繋がるわけではないということを理解していただけたと思います。
最後に・・・1つだけ
上記の結果のとおり、”改定後(役員報酬を下げる)”の方がトータルの税金は低くなります。
だからと言って、”役員報酬を下げる”という判断を推奨しているわけではありません。
これはあくまで税金のイメージを付けてもらうだけのものです。
改定前と改定後のシミュレーション結果を見て
”この程度の差額なら役員報酬を下げる必要はない”
という判断もできると思います。
”役員報酬”には、税金の側面だけでなく、
- 目標
- 己のプライド
という側面もあります。
従って、税金のことばかりをフォーカスすることは全くもって賛同しておりません。
税金が高くなることをわかったうえで、”役員報酬を増額する”ことは激しく賛同します。